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★役者
新3年 中野  一樹(かちょー)
新2年 奥田  悠仁(ジン)
新2年 梶木 優美(ゆーみん) 

 

★インタビュアー

新3年 村山 敦哉
 
 

Q1 役者をする上でのやりがいとは・・・?

 

奥田:じゃあ、先輩から 
中野:お、俺か、やりがいですか!?特に考えたことがないんですけど。やりがいってなんだろう。うーん。まあ、そうね。他人になれるって言うのは一個やりがいなんじゃない? 要するに、まったく興味がないような人間になれるわけじゃない。普段まったくかかわらないような人間に。そういう人に自分が成るって言うのは貴重な経験なんじゃないかなって俺は思う。そんぐらいなかあ。あ、あとは人を笑顔にできるっていうのは好きかなあ。 

 

――――なるほど、まあ中野はコメディが好きだもんね

 

中野:そうそうそう、そういうのを第一に考えて生きてはいるかな。それをやりがいとしては思ってた。(笑) 

 

――――はい、じゃあ次、ジン! 

 

奥田:そうですね、ほかの人になれるっていうのは中野さんと結構一緒で、僕は基本自分のことがあんまり好きじゃなくて、それでほかの人を演じることによって嫌いな自分というか、今自分が抱えているいやなことを忘れられるんですよね。そういう意味ではちょっとネガティブではあるんですけど… 


 

――――その気持ちは分かるよ。ネガティブにいうと役者って現実逃避みたいなところあるもんね。でもポジティブに捕らえれば自分探しというか、自分を見つめなおすというか、 そういう風に言い換えることもできるよね。 


奥田:見つめなおすというより、私の場合は忘れたいに近いのかな 


――――なるほどね、じゃあ次、ゆーみん。 


梶木:そうですね、私も他人になれるって言うことが役者をやるときのやりがいにつながるっていうのは感じていますね。普通に自分として生きているときって自分の人生しか知らないじゃないですか。ただ、実在のモデルか架空のモデルっていうのは関係なく、別の人物の人生に自分の人生を重ねて歩むって言うのは、役者にしかできないことであって、役者をやる意味なのかなって思います。 


Q2 稽古場の雰囲気はどんな感じ?


中野:別に悪くはないよ。むしろ良すぎるくらい。 ぴりぴりとかはない。
梶木:そうですね、仲たがいとかっていうのはない。 
奥田:ないですね。


――――じゃあ、稽古場は結構楽しいのかな?


中野:まあ、楽しいんじゃないかい、楽しいよ僕は 


――――具体的にはどんなところが楽しい?


中野:なんだろうねぇ…。まあ、キャラが違う人が多いっていうところかな。 
梶木:それは、まあ、たぶんみんな思っていると思います。 
奥田:それはある。 
中野:なんか、おもちゃ箱みたいなんだよね。混沌としているといっても過言ではない。 (笑)
梶木:そうですね、ジュンヌっていう接点がなければ集まることのないような個性の塊っていう感じですね。
中野:ある種、ぶつかり合いではあるよね。個性と個性がしのぎを削って!
奥田:そんな殺伐とはしてないですよ!!!でもそれくらいごった煮みたいなところはありま すね。わーーーー、ごろんごろん、わーーーみたいな。


――――稽古にちょくちょくお邪魔しているけど、最初のうちは雰囲気大丈夫かなって思っていたかな。ただ最近は雰囲気がすごくよくなってきているって感じるよ。


梶木:ちょっとずつ、毎回距離は近くなっているかなと感じます。 
中野:そう、練習を重ねるたびにね、どんどん近くなってきている。


Q3テアトルジュンヌの魅力とは?(現)1年生の二人はジュンヌに入ったきっかけも教えてください!


中野:ジュンヌの魅力…。何だろうね…。カオス。ほんとにまじ「は?」っていうくらいカオス。悪く言うとまとまりがないんだけど、それが逆にいい影響を及ぼしている。逆にまとまりすぎてもつまんないしね。


奥田:個性的。 
中野:そう、個性的っていうか…暴力的な個性が輝いています! 


――――暴力的な個性!面白いね。そしたら、ジンは何かある? 


奥田:2018年に立教に入ることが決まったときに、入学式前に一回立教に行く機会があったんですよね。そのときに誰か劇をやっていないかなって思ったときに、スタジオで稽古をしているというのを聞いて… 

――――あー!なんか来てたね!変なやつ来たって思ったわ(笑)。

奥田:変なやつって思ったでしょうね、みんな。それで見てみたいな思ってスタジオに行ったら、じょーさん(新3年:舞台美術)と浦さん(新4年)に「見てもいいですか」って言ったら 「いいよ」っていってくれて案内されて、ここでいつもやっていらっしゃるんだなって思いました。それで、そのあとに4月公演(「グラデーション・チルドレン」)を観て、面白そうって思って入りました。入ってみて思ったのがやっぱり、アットホームって言うことですね。部室でスマブラをやっていたり…。いろんな人がいて、いろんなタイプの劇をやっているなって思って、ここでならいろいろできるなって思いました。以上です。 


――――OK、次、ゆーみん。


梶木:はい、私は高校時代結構チャランポランに生きていたので、大学に入って何か一つ必死に打ち込めるものがほしいなと考えたんです。大学が決まったときからそのことを考えていたところ、新勧期間にブースで声をかけていただいて、ジュンヌは公演ごとにいろんな部署をやることができることを知りました。もともと演劇をやってみたいなっていうのはあって、それはもちろん役者としてっていうのもあったんですけど、それ以外にも裏方として舞台を作る仕事にも興味があったので選択肢が多いのはいいなって思いました。 


――――で、実際入ってみてどうだった? 


梶木:入って最初に思ったのは、先輩たちひとりひとりが役割をちゃんと持っていて、専門で これは詳しいって言うのがあって、しっかりしているなということです。この人たちと一緒に演劇を作れるのはいいなと思いました。 


――――模範的な回答ありがとうございます(照) 


中野:大変お利口ないい子だと思いました。 
梶木:本心です!!!! 


――――それじゃあ、言い残したことが無ければこれで終わりにしようかな。 


中野:死ぬのか。俺ら!? (笑)


――――そしたら、大丈夫かな。 


一同:大丈夫です!


――――じゃあ、終わりにします。ありがとうございました! 

 

 

(終)

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