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★作・演出 

新2年 神先 綾乃(ざっかん)
 

★演出助手

新2年 永田 光(えいた)
新2年 立野 愛里菜(なーすけ)

★インタビュアー

新3年 伊佐間 菜摘


 

Q1、なぜ作・演出、また演出助手をやろうと思いましたか?

 

永田:4月公演の始まる前にざっかんとたまたま山小屋(立教大学内の食堂)で会って、4月公演の話になったんですけど、(ざっかんが)書きたいものあるけど今まで(作演)をやったことないし、私が演出部をやってくれるならやりたいって話になって、自分は元々3月とか忙しいけど、それでもいいならってことで演出助手やらせていただくことになりました。オファー受けて、お願いしますって感じの。とても光栄なことでございますね。

 

――――うん、良い組み合わせだと思う。

 

永田:で、今になって演出助手っていうポジションじゃなくて実は演出補だってことに最近気づいて、、、演出助手でもあり、演出補でもある。ただの演出の助手だけじゃなくて、演出(自体)の方もしてるから演出補に近いかな、と。
神先:演出助手という名前にとどめておくのがもったいない(笑)。絶対ちゃうやんって(笑)。
永田:ざっかん無視して勝手に進めてないかなって思うときもあるけど、大体ざっかんも思ってて、解釈一致がすごい。

 

――――凄いね、めっちゃ良い組み合わせじゃん!

 

永田:演助やろうと思ったのはこういう感じです!

 

――――じゃあこのままつづけてざっかん(神先)に・・・

 

神先:私もそう、11月とか12月とかにえいたに相談して、私がもしやるとしたら、えいたに演出助手やってほしいってお話をして、えいたがいいよって言ってくれたので。逆に私はえいたが演出助手をやってくれるなら作演やりますみたいな。そもそも(脚本を)書きたいっていうのは入部したときからあって、4月公演もやってみたいなっていうのがずっとあったので。ただ唯一のネックが、演出ができるかという不安だったんですけど、そこをえいたに相談して、演出助手をやってくれることになったので、それなら(作演を)やってみたいと、立候補に踏み切った感じですね。

 

――――ざっかん(神先)のオファーで、えいた(永田)がいないとダメっていう(笑)。

 

一同:(笑)(笑)(笑)。
 
神先:えいたが(演出助手を)やってくれるなら私、作演考えてるんだけど、みたいなお話をした気がしますね(笑)。えいたに頼りきりです。
 
――――ではなーすけ(立野)さん。演助は頼まれて?それとも自分から?

神先:私が、なーすけか富永(新2年、役者)にお願いしたくて。
立野:それでどっちかにお願いって言われて、その時にどうしようかっていう話し合いをして。えいたやざっかんがいない時に準備運動の仕切りとか、そういうのをやってほしいって言われて、そうしたら富永が前回(12月公演)役者で参加してなかったから、(役者をしていた)私にお願いしていいって言われたので、わかったやるよって私が演助をやる流れになりました。演出助手というより役者リーダーの意味合いの方が強いのかもしれない。
永田:稽古場メンバーと作演とつなげるパイプ役みたいな。
神先:でもそれが本当にすごく助かっていますよ。
立野:良かったです!
神先:この前、稽古場見学に来たじょーたろーさん(新3年、舞台美術チーフ)に褒められてたよ。演助が機能してる!って。
立野:何もしてなかったよ私(笑)。むしろ何してた?
神先:ダンス練習した日!本当にお世話になった!

 

――――上手く3人が機能してるよね。

 

神先:最初は私が演助の仕事を理解してなくて、そうしたら定義がないって言われてほ~ってなって、いろいろ迷ったこともあるんですけど、今は結構きれいに機能しているかなって感じです。

 

Q2、稽古場はどんな感じ?

 

神先:なんだろう…最初にメンバーが決まったとき私は正直不安で、個性が強すぎるというか(笑)。果たしてまとまるのか、みたいなめちゃめちゃ不安だったんですけど、いざ箱を開けてみたら意外とみんな仲良くというか、最近はとても賑やかにやってくれてて、良かったなと。

 

――――じゃあえいたさん。

 

永田:結構メンバーが全体的に、姿勢がやるときはやるって感じで。あとは脚本が難しいから、苦悩して稽古場で生きてるなっていうか。そういう感じはすごい伝わってきますね。
神先:なんか申し訳ない。
永田:いや、でもそれは全然良いことで。悩むというのはすごくいいことなので。演技が上手くいかない時に、一人でふつふつと憤りを覚えているというか…上手くいかないな~っていうのがみんな結構思っていて。それは別に悪いことじゃなくて、ああいいなっていう、本当に上昇志向が多くて。意識はみんな高いと思いますね。筋トレとか体幹(役者の練習メニュー)も初期に比べればできるようになってきたんですけど、まだまだっていうところもあって。でもみんな頑張ってるし。ぱっくん(新2年、役者)がね、筋トレの時に言ってたんだよね、「心は(筋トレ)をやろうとしているんだけど、腹筋がお前やるなって言ってる」って。

 

一同:あはは(笑)(笑)(笑)
 

永田:ああそうなんだねって(笑)。心はやろうとしてても腹筋がもう…ああ、そういう葛藤もあるんだなって。

 

――――稽古場がいい雰囲気に向かったっていうのは、それ自体は良いことだよね。プラ

スでなーすけは(聞くのが)2回目になっちゃうんだけど、何かある?

 

立野:なんだろう…。どこがいいとか、これがいいとかはあまりないんだけど、稽古場を役者として見ていく分にも、役者リーダー(演助)として見ていく分にも、意識が変わったなっていうのはすごい思いました。なに~わかんない(笑)。わかる?
神先:言いたいことはわかる(笑)。上手くは伝えられないんだけど。
立野:空気感というか…最初の方はなかったもの、えいたが言ってたけど、やるときはやるっていうのを最初よりもどんどんできるようになってきているなって思うし。後は一回私がみんなにいろいろ言ったことがあったんですけど…もっと危機感を持てと。

 

――――おお~素晴らしい!

 

立野:その後から、さらにみんなどんどんセリフ覚えたりだとか、自主的にやるようになったなっていうのはめっちゃ思います。

 

―――ー役者リーダーとしてたくさん働いてるね!

 

立野:やっと働いた~あのときに初めて仕事したかも(笑)。
神先:作演としてどうかと思うけど、私があまり(人に)言えないタイプなので…でも2人がちゃんとしめる…
一同:しめる…(笑)(笑)(笑)
神先:私としては(2人に)申し訳ないけど…
永田:まあ無理して(厳しく)言わなくても、、

 

――――負担がね、大きくなっちゃうから。

 

神先:申し訳ないなと思いつつ、ありがたいなと。
立野:適材適所だよ。

 

Q3、二人(神先、永田)にジュンヌの魅力と、自分が入部したきっかけを教えてください!(立野は役者インタビュー第2弾で読めます)

 

永田:まず魅力は、たぶん人がいいこと。先輩方がほんと優しくしてくれて、良い人やわ

ぁってなる方ばっかりだったから。入学当初、本当に私は馴染めなくて、逆に私いていいのか…?通っていいところなのか…?って超そわそわしてたし、めっちゃ緊張してたけど、ジュンヌのワークショップ(今年も4、5月に開催します!)とか参加していくと同期の子と仲良くなったりとか、それこそ先輩と仲良くなって…一番最初にできた居場所かなって感じはありました。あとワークショップの後のご飯会タダだった(笑)。
一同:不純!!(笑)(笑)(笑)
永田:不純だけど大事だなって。

 

――――今年もあるからね(笑)。

 

永田:なんか意外と大きいんだよね。行きやすいし、タダだと。気軽に行けて、みんなと仲良くなれるし。すごく良い機会だった。で、入部の理由は、魅力とほぼ変わらないですけど、人の良さに惹かれて…。あと私事ですけど、規模。超少人数で今までやってたので、やっぱ多すぎず少なすぎず。

 

――――それはあるよね~。

 

永田:演劇やるのにちょうどいい規模だと思いまして。一言でジュンヌを例えるなら…恥ずかしいな~(笑)、『家』です!
一同:おおお~~!!
永田:あくまで個人的な意見なんですけど、人数も人数…大家族のイメージなんですけど、いろんな人が、お父さんっぽい人もいて、お母さんっぽい人もいて、お兄ちゃんっぽい人もいるし、そういうなんか家っぽい感じが、アットホームな感じがすごく強いから。お疲れ様ですって言うときとか、スタ入り(公演前の集中準備)中とかね、ただいま~みたいな気持ちで言っちゃう(笑)。
立野:ちょっとわかる。
永田:ただいま~の方が合う気がする。まさこさん(新3年、舞台監督)のオカンな感じとかね(笑)。じょーたろーさん(新3年、舞台美術チーフ)はね、やっかいなお父さん兼お兄ちゃんみたいなね(笑)。
一同:あはは(笑)(笑)

 

――――いいこと言ってくれる~!

 

永田:家です、私の。

 

――――じゃあ、ざっかん!

 

神先:そうですね、私も魅力が何かと言われるとやっぱり人柄、人の良さだと思って。実際私が入部に踏み切った理由もそれが一番大きいですかね。私入学当初は(ジュンヌ以外に)あと2つサークル入ってたんですけど、ダントツで楽しくて、新歓のイベントとかも。何が違うかっていうとウェルカムモードがもう違くてほんとに。最初に行ったときから、それこそさっきえいたが言ってたみたいに、まるで家族の一員かのように…最初から迎え入れてくれる感じがすごくて。私にしては珍しく一人で決めて、一人でジュンヌに来たんですけど、見学とか、公演見に来たりとか。一人で来た時の居心地の悪さを何も感じさせない感じが…
永田:そこに行くとさ、誰かいるから。
神先:そうそう。みんなおお~ってすっごい来たことに喜んでくれるし。
立野:そうね~
永田:先輩たちの無邪気さね(笑)。
一同:うふふ(笑)(笑)。
永田:「あっ、来た~~!!」って感じの(笑)。
神先:めちゃめちゃフレンドリーだし。
永田:学年とか関係なく、みんな喜んでくれる。
神先:そう、それがやっぱりダントツで大きかったです。私は中学高校と演劇一つもやってなくて、大学である日ふっと思い立って、私、そういえば演劇ちょっとやりたいんだよなってふらっと見に行ったら、演劇やってない私でもウェルカムな感じでめっちゃ迎え入れてもらったので、あ~これは入るしかないなって、入るわって。行った当日から私入るわって確信しました。

 

――――1年生(新2年)だからかな。2年生(新3年)に聞くよりも、新入生にわかりやすい魅力が聞けて良かったです(笑)。ありがとうございました!

(終)

<作・演出>

 劇の脚本を作り、演出をする。4月公演は毎年、新2年生の中から作・演出が選ばれる。略して作演。
 

<演出助手>

 仕事内容は様々で、その時の作演の希望に合わせた仕事をする。今回は永田が実際の演出を補佐し、立野が役者の統率をメインに行った。略して演助。

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