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座談会

2022年度4月公演 役者座談会

【参加者】

石曽根綾花:新3年 

磯愛加:新2年

岸根晃:新2年

宮本歩生:新3年

【質問者】

野末紗也子:新3年 制作

――まずは自分の役や脚本についての印象をお伺いしたいです。

 

石曽根:演出助手の方の座談会で言ったことと被ってしまうのですが…。最初見た時に、すごいキャラが立っていて、面白そうだなって思いました。どの役もやってみたいなと思ったっていうのと、だからこそ、演じるのが難しそうという印象を受けました。だから、脚本が届いてからずっとワクワクしていました。

磯:脚本の中には、お客さんが見ていて「驚き」の場面が何度かあって、その瞬間を楽しんでもらえたらなって思っています。こういう展開だったんだ、とか最後の最後まで目が離せないところが魅力だなって思います。

一同:さすが!良いこと言う…!

岸根:僕はシーンの構成が結構好きです。必ず時間の流れ通りに進んでいるわけではなくて、戻ったり行ったりしているのが好きなポイントです。

石曽根:一方その頃は…みたいな感じで、途中で場面転換したりね。

宮本:最後もいいよね。

石曽根:演出がすごいなって思う。

宮本:私は曽根ちゃん(石曽根)と違って、セリフとか言い回しとかが目立ってるキャラは何人かいるなって思ったけど、それに対して、あんまり印象を受けなかった子たちの役作りにめちゃめちゃ苦労して…。最初に自分がこうかなって思った役作りを見せても、ちょっと違うってなっちゃったりして。作演さんと自分が思っているものをすり合わせていくことに苦労した。結局今出来上がっているのを見てみると、ちゃんとそれぞれキャラクターが立っていて、一人一人個性的だっていうのが伝わるように練習しているからこそ、そこを見て欲しいなと思っています。キャラのぶつかり合いにならないように!

――では公演タイトルに因んで、演劇を”ZERO”から初めて変わったことは何かありますか?

 

石曽根:結構人をよくみるようになった!この発言の動機はなんだろうとか(笑)。

一同:ああ〜。

石曽根:私の場合は、脚本を読んでその役の台詞回しとかを見て、この人はこういう性格なんだろうなっていうのを考えてたから、じゃあその性格だったらこの時の動機はこうなんだろうな、だからこのセリフが出たんだろうな、っていうのを現実でもやるようになった。

宮本:私も始める前よりはやるようになったかな。

磯:私は映画とか舞台とかを見に行った時に、今までは発言している人をずっと見ていたんですけど、受け手側の人もよくみるようになったりして、この人今こんな気持ちでいるのかなとか、目がいくようになりました。

岸根:自分は…結構今まで人生楽しくきてたんですけど(笑)。辛くてもやりたい、みたいなのが身につきました。あとは、日常生活からこのキャラだったら、今何してるのかなとか、(役を)身近に感じてますね。いつも隣にいるような感じ。

――テアトルジュンヌの良さはどんなところにあると思いますか?

 

磯:少人数だからこそできることがあるっていうことです。つながりが濃くなるので、その分親しさが増すと言うか、みんなで1つのものを作る、みんなで1つのところに走れるっていうところはありますね。

石曽根:さっきから良いこと言うね〜!

宮本:良いこと言うね、ハードル上がる!私は、いろんなことにチャレンジできるっていうところがいいところかなって思ってます。最初は役者しかやりたくない!って思って入ってきたんですが、舞美(舞台美術)さんとか宣美(宣伝美術)さんとか衣装メイクさんとか、劇を1つ作るのにもいろんな部署が関わって支えてくれていることがわかって…私もサポート側にも回りたいなと思って、今、総括をやっています。直接は見えないけれど、実は支えてます、みたいなと部分に気付けました。ジュンヌでは、前回の公演は照明をやったけれど、今回は宣美をやるとか、本当にいろんなポジションにチャレンジできる。自分が楽しいことを磨いていける。将来就職したら、こういう系に行きたい、とか、宣美をやってみよう、とかそうやって色々なチャレンジができるっていう点はジュンヌのいいところだと思います。

岸根:辛い中の楽しさ、みたいな。公演をやってて楽しいことばかりじゃないんですけど、終わったらまたやりたいな、と思えたり、そういうところが好きです。

石曽根:確かに役作りも大変だしね。全部が全部楽しいことばかりじゃないけど、大変だなって思う場面があるからこそ、本番うまく行った時の達成感が計り知れないというか。

――では最後に、新入生の皆さんに一言お願いします!

 

岸根:男の子が少ないので、たくさん入ってきて欲しいです。5人くらい。

石曽根:5人だけでいいの?目標は高くだよ。

岸根:じゃあ10人くらい!

宮本:良いと思う!

磯:私がジュンヌに入った理由として、高校の時までは1つのものをみんなで作るっていうことをやったことなくて、大学ではこういうことをやってみたいなって思ったことがあります。今まで演劇に全然馴染みがなかった人でも、そういうことを思っていたら、楽しいことが待っているので、ぜひ入ってください!

一同:(拍手)

宮本:そうですね〜。さっきも愛加ちゃん(磯)が言ってくれていたように、私もここに入ってから演劇に興味を持つようになって…。今までやってきた経験、例えば友達とめっちゃ交友関係が広いです、とかめっちゃドラマ好きがです、とか、今までに見てきた、感じてきたこと全てが演劇につながってくるとこの1年間で実感しました。だからこそ、新入生の子たちがこれまでに見てきた、感じてきたものを生かせる場としてジュンヌがあると思うので、お待ちしています。

石曽根:私も演劇初心者だったので、漠然とやりたいなって感じで、初心者大歓迎っていうところと初心者でも役者やっていいよ〜っていうところが良いと思ってジュンヌを選びました。実際それができた場でもあるし、初心者が多いからこそ協力してできあがった関係性もあると思うので、入ってよかったなって思ってます。なので演劇初心者の子も入ってきて欲しいし、経験者の子たちも初心者の多いジュンヌに入って、演劇ってこういうものだよって教えてくれるとありがたいので、お待ちしています。

一同:お待ちしています!

演出部編
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