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​座談会

2021年12月公演座談会

役者編

【質問者】

野末紗也子:2年 制作/宣伝美術/web

小林由季:2年 制作

 

【参加者】

富永茜:4年   京子(今) 

石曽根彩花:2年 京子(昔) 

岸根晃:1年   門野

磯愛加:1年   母 

宮本歩生:2年  友人 

宮本栞里:1年  友人

朴賢錫:4年   男

 

――稽古場の雰囲気はどんな感じですか?


宮本(歩):メリハリがついていると思います!永田さん(4年、本公演の作・演出)がそこを大事にしているので、練習するときは練習するし、おちゃらける時はおちゃらける。

磯:メリハリをつけながら和気あいあいとやってる感じです。なんか面白い人が多いので…。

質問者:例えば?

宮本(歩):岸根くん!常連なので。

石曽根:練習中とかも笑ってるもんね、この人のせいで。

岸根:そねさん(石曽根)もなんか最近…

石曽根:なんもやってないよ~!!

質問者:富永さんは何かありますか?
富永:みんなが初めての役者さんだから、いっぱいしゃべってもらおうと思って黙ってました~。

質問者:お気遣いありがとうございます(汗)。

富永:とんでもない(笑)。でも、今までで参加した稽古場の中で一番楽しいと思います。練習には真剣に向き合うし。役者をやっているとどうしても、作演さんに注意をされると、モチベーションが下がることが無くもないんですよ。でも、みんな指摘を理解して飲み込んで、「よしやるぞ」ってやる気がずっと落ちないのは見ていてすごいなと思いますね。非常に将来有望な皆さんです!

一同:ありがとうございまーす!

 

――台本の印象・見どころを教えてください!

一同:…。(なぜか沈黙)

質問者:じゃあ岸根君、なにかありますか?
石曽根:急に来た(笑)。

岸根:(笑)。永田さんが最初に、するめみたいな噛めば噛むほど味が出る作品だと言っていた通りだと思っています。練習している中でも気付くこと、考えるべきことがたくさんあるので。

石曽根:何回も見てほしい作品だよね。

宮本(歩):永田さんが結構演出にもこだわっていて。朗読劇と演劇を混ぜているので、そこの移り変わりや照明の見せ方について、スタ入り(=本番約2週間前からのスタジオでの公演準備期間)前の期間でも注意しています。4年生は最後の公演なので、気合が入っていることを感じるから頑張らないとなって思ってます!

宮本(栞):最初はよくわからなかったけど、稽古を重ねるうちに、話が入っていった感覚があるから、やっぱり見れば見るほど面白いと思います。

磯:私は母の役なんですけど、だんだん後半になるにしたがっての豹変ぶりが見せ所だと思うので、注目していただけたらと思います。

石曽根:母怖い(笑)。

朴:稽古をすることで生まれるものがあって、台本だけではわからないところがあるから、そこを稽古で楽しんでいきたいと思います。

 

――ラブストーリーやホラーという要素についてはどう考えていますか?10月公演はホラーでしたよね?

宮本(歩):今回はがっつり恋愛要素があるよね。主演の方たちを観ているとキャーってなる、恋愛ドラマを見ている感覚で。

石曽根:演じる方は難しいよ~(泣)。

質問者:富永さんたち4年生は最後の舞台ですね。

富永:最後の舞台です。今回は、ストレートプレイと朗読が混ざっていて、朗読のパートが私一人なんです。私は今まで、声や動きを大きくして演じるという手法だったので、台本を見たときに、声だけで演じるというのは難しいなと思いました。最初と最後が自分だし、間違えられないからウワー!ってなるんだけど、永田さんから、「考えることをやめないでください」って稽古の時に言われて。

質問者:かっこいい!!

富永:「人間は考えることができる生き物だから、難しいけど考えることをやめないで。」と。難しいけど…頑張ります。でも、最後まで役者ができて良かったです。コロナでどうなるかわからなかったし。1・2年生がたくさん入ってくれて、公演がうてると思っていなかったから。ありがとうございます。

 

――最後に意気込みをお一人ずつお願いします!

朴:俺も最後の公演なんですけど、4年間経つのって早いな、と。最後っていう実感もあんまりしないし、まあ先輩たちもどんどんいなくなって、同期たちもいなくなって(笑)。新しい人たちがめちゃくちゃ入ってくれたから、あとの心配はあんまりしなくてよくなってるんだけど、まあ、最後は綺麗に終わろうかなっていう感じで頑張ろうと思ってます。どこまでやり切れるかわからないんですけど、両立して頑張っていきたいと思います。

岸根:稽古してて、難しくて。

宮本(歩):(岸根が)一番悩んでるよね。書き込みの量がすごい。全部書き込んで、感情とかすごく勉強して。

岸根:演劇もあんまりやったことないんで、感情をどうやって表現したらいいのかとか、あんまわかってなくて、いっぱい考えてるんですけど。それも楽しみつつ、最後はちゃんと門野になりきって、楽しかったなって思えるような、後悔のない舞台にできたらいいなと思います。

磯:私は役者初めてなんですけど、わからないこととかも結構多くて。でも先輩方とか永田さんもいろいろ教えてくれたので、反省することも多いですけれど、頑張りたいです。今回の作品を通じて自分も成長できたら良いですし、母という役を通じて他の役にも生かせることを学べたらなって思ってます。

宮本(栞):7月公演の時は、ちょっと変わってる役だったんですけど。

一同:(笑)。

宮本(歩):まあね、確かにね。ちょっとね。

宮本(栞):今回(役者をするのが)2回目なんですけど、普通の人間をやるので。

一同:(笑)。

宮本(栞):普通の会話を演じるってすごく難しいなって思って。一緒に友人を演じるアナさん(宮本歩生)と合わせるのも楽しいですし、一緒になるんですけど、今後に活かせるような経験ができたらなって思いました。

石曽根:今回、京子っていうとても難しく、でもやりがいのある役をやらせていただいています。正直京子は私とはマジで正反対の性格で、どういう考え方をしてるのかって、全然未だにわからないことばかりなんですけど、それでも役に寄り添って、舞台上で京子として生きていけるように頑張りたいと思いますので、よろしくお願いします。

富永:私は、大学に入った時演劇サークルには絶対入らないって決めてたんだけど。

宮本(歩):そうなんですか?

富永:他のサークルに入ろうと思ってたんですけれど、たまたま機会があって、何かを表現して人に影響を与えることをしたいと思ってしまったタイミングがあって。勢いでジュンヌ(当サークル:劇団テアトルジュンヌ)のワークショップに参加してそのまま入部しちゃったんです。今ちょうどそのことを思い出して、今回はすごく人の感情に揺さぶりをかけるようなシーンとか場面とか想いとかがあるので。それに、私はもしこの舞台でミスや後悔を残したら、まあ次頑張ればいっか、っていう機会が二度とないかもしれないんですよね、社会人になっちゃうから。だからそういうものも全部含めて6ステージにぶつけたいと思います。

宮本(歩):えー最後?いいのかな、主役じゃないけど(笑)。 私は7月、10月、12月って3回役者をやってきたんですけれど、役者陣でこれまで会ったことがなかった人とか、7月公演から戻ってきてくれた人とか、人との出会いがすごく楽しいなって感じていて。成長している私を見守ってくれている先輩方とか同期の、よくなってきたね、っていう一言とかが全部蓄積されてきてるなって感じているので、それを全て出せるように。4年の先輩たちも最後なので、花道を歩かせてあげたいという気持ちで、自分もだし、先輩方も楽しめるような、もちろんお客様も引き込めるような舞台にしたいと思っているので、当日スタジオにて、お待ちしています。

一同:素晴らしい!(拍手)

質問者:スタッフとして陰ながら支えつつ、舞台の完成を楽しみにしています。頑張ってください!今回はご協力いただきありがとうございました。

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