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あらすじ
新しい僕になるために、過去のすべてと縁が切れますように。
縁切り神社に訪れた桐谷に、そこに祀られている神は縁が切れるという〈縁切り鋏〉を与え、自分自身の手で縁を切るように言いつける。
「ただし知っておくといい──その糸は、誰かの臍の緒であり、どこかの電話線であり、いつかの子午線なのだと。」
意味深な言葉に怖気付く桐谷の前に、縁を切ってほしいと願う依頼人が現れはじめる。
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